押さえておくべき「CSRウェブでの情報発信、4つのポイント」【連載第2回】

【連載第2回】近年、CSRの領域におけるWEB活用型コミュニケーション(デジタルコミュニケーション)の重要度が高まっています。この連載では、CSR情報のWEBサイト制作におけるポイント、ソーシャルメディアの活用方法など、具体的な事例を紹介しながら、CSR担当者が取り組むべき様々な課題について分かりやすく解説します。連載「CSRデジタルコミュニケーション入門」第2回の今回は、CSR情報発信「4つのポイント」の中から「アクセス解析」についてご説明します。

記事のポイント

●CSR情報発信のためのウェブサイトがなぜ必要か
●CSRウェブ4つのポイント
●アクセス解析はPDCAの基本

*この連載記事は2016年3月発行の書籍『CSRデジタルコミュニケーション入門(著:安藤 光展, 猪又 陽一, 江田 健二)』の内容をもとに再編集しお届けしています。http://g10book.jp/book/info/release/csrbook

前回までの記事はコチラ

●連載第1回:わかってはいるけれど・・・なかなか手が回らない!?CSR担当者の本音
http://biblion.jp/articles/BUa7G

CSR情報発信ウェブサイトはなぜ必要か

前回記事で、自社のCSR活動を発信する手段としてCSR情報のウェブサイトがあり、CSR担当者の方が実際にウェブサイト作りに取り組まれていると述べました。それではなぜ報告書のような従来の情報発信手段だけではなく、CSR情報のウェブサイト制作に力が注がれ始めているのでしょうか。

これにはいくつかの理由がありますが、今回はウェブサイトを活用することにより、より広い層に対して情報を発信することができるという点について触れたいと思います。

より広い層への情報発信

私がCSRのお仕事を始めさせていただいた2005年ごろは、ウェブサイトで情報を発信していこうというよりはCSR報告書(冊子)による発信が主体であったように思います。当時は、当然のことですが、CSRについての情報が伝わるのは報告書(冊子)を手にとった人だけでした。とても関心が高い方々ですが、人数とはしては、それほど多くはないでしょう。

しかし、2010年ごろには、ウェブサイトも充実させるべきだという潮流が生まれ、報告書を発行する一方でウェブサイトにも力を入れていくようになりました。そして、ここ数年は報告書やウェブサイトに加え、ソーシャルメディアでも情報を発信しようという流れが生まれてきています。

こうして1つの情報を様々な媒体で発信することによって、より多くの人に思いを伝えることができるようになることは非常に大切です。発信手段が拡大することにより、多くの年齢層の方に自社のCSRの情報を届けられることになります。

ウェブサイトやソーシャルメディアは、インターネット環境があれば、いつでもどこからでも見ることができます。自宅や会社のパソコンからはもとより、手元にあるスマートフォンからも見ることができます。

例えば、ある人がたまたま気になることを調べながら、ネットサーフィンしているうちに、偶然自社のウェブサイトを訪れてくれることもあります。こうしたチャンスを活かすためにも、ウェブサイトやソーシャルメディア上で自社の商品やサービスについて情報発信するのはもちろんのこと、CSRについての掲載を強化することは、必然の流れと言えます。
顧客へのリーチのイメージ

顧客へのリーチのイメージ

発信手段を多様化し、より多くの人に伝わるようにしていく。
特に学生は、報告書よりソーシャルメディアやウェブサイトのほうが、より親和性が高いのではないでしょうか? 自社のことを学生に伝えていきたい場合にはソーシャルメディアの利用を増やしていくべきかと思います。

そこで次に、より多くの人に適切に情報発信を行うための4つのポイントを紹介させていただきます。

<CSRウェブ情報発信・4つのポイント>

 ポイント①:アクセス解析による現状分析
 ポイント②:サイトの内容の見直しと充実
 ポイント③:ユーザーとのコミュニケーションの強化
 ポイント④:外部メディアの活用

まずは、ポイント①「アクセス解析による現状分析」について説明しましょう。

アクセス解析でまずは「現状把握」を!

1つ目のポイントはアクセス解析によるCSR情報のウェブサイトの現状把握です。これはみなさんのCSR情報のウェブサイトの「どの部分を、どのくらいの人が、どのように見ているか」を把握しましょう、ということです。

何かのお仕事をされる時には、まずは現状の分析をし、それに基づいてその後の方針を決定するだろうと思います。CSR情報のウェブサイトを改善する際にも、そのサイトの状況に基づいて内容を検討することが大切です。この現状分析のための方法(ツール)がアクセス解析なのです。

アクセス解析によって、現状分析や効果測定が可能になります。CSRコミュニケーションにおいて、デジタルコミュニケーションが重要になってきている1つの理由になっています。

アクセス解析で何がわかるのか

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グーテンブック編集部 グーテンブック編集部