Twitter、Facebook‐ソーシャルメディア活用が鍵を握るCSRコミュニケーション

【連載第4回】CSRデジタルコミュニケーションの基礎を解説する本連載。今回のテーマは「ソーシャルメディア」です。CSR情報をソーシャルメディアを使って発信していくことの有効性、また、ソーシャルメディアによるCSR情報発信時のポイントやメリット、デメリットについて語ってもらいました。

記事のポイント

この連載記事は書籍『CSRデジタルコミュニケーション入門(著:安藤 光展, 猪又 陽一, 江田 健二)』の著者である江田健二さんのお話をもとにお届けしています。

●スマートフォンの普及拡大に伴い、ソーシャルメディア利用者は6割以上に。
●ソーシャルメディアでは簡単にライブ感のある情報を発信でき、届いた後の拡散も期待。
●ターゲットユーザー層を特定し、マーケティングに利用できる。
●他の情報に紛れてしまわないように、視覚的に読者の目をつかむ努力が必要。

*『CSRデジタルコミュニケーション入門(著:安藤 光展, 猪又 陽一, 江田 健二)』
http://g10book.jp/book/info/release/csrbook

前回までの記事はコチラ

●連載第1回:わかってはいるけれど・・・なかなか手が回らない!?CSR担当者の本音
http://biblion.jp/articles/BUa7G

●連載第2回:押さえておくべき「CSRウェブでの情報発信、4つのポイント」
http://biblion.jp/articles/9KWfP

●連載第3回:魅力的なCSRウェブはこう作る。基本ポイント再チェック!
http://biblion.jp/articles/W4Mu3

ソーシャルメディアで情報を発信しよう!

ソーシャルメディアの普及状況

今回は、近年急激に普及が進んでいるソーシャルメディアの活用についてお話しします。
ソーシャルメディアとは、TwitterやFacebookを始めとした双方向型の情報発信ツールを指します。第3回までの記事で述べたような方法でサイトを充実させたら、ソーシャルメディアを使ってさらに効果的に情報を発信していきましょう。

ソーシャルメディアの利用者は今やわが国の人口の60~65%を占めていると言われており、この割合はさらに大きくなり続けています。この利用者拡大の理由はスマートフォンやタブレットの普及に関係しています。ソーシャルメディアはスマートフォンやタブレットとの親和性が高いため、これらのデバイスの普及とともにソーシャルメディアの利用が広がっているのです。

スマートフォンの国内普及率は、平成22年末には約10%だったものが平成26年末には約64%になっています(【図1】参照)。さらに、スマートフォン保有者の中でもソーシャルメディアの利用者の割合が大きくなってきていることにも注目する必要があります。スマートフォン利用者に占めるソーシャルメディア利用者の割合は、平成24年には77.7%でしたが、平成26年には91.6%まで伸びています(【図2】参照)。つまり、スマートフォンを利用している人のほとんどが、何かしらのソーシャルメディアを利用しているということです。
【図1】主な情報通信端末の世帯保有率の推移(%)

【図1】主な情報通信端末の世帯保有率の推移(%)

【図2】スマートフォン利用者に占めるソーシャルメディア...

【図2】スマートフォン利用者に占めるソーシャルメディア利用者の(%)

ソーシャルメディア利用のメリットとデメリット

メリット:容易に更新でき、画面の向こうのユーザーが見える

ソーシャルメディアを利用するメリットとして、掲載、情報更新作業の簡易さがあります。例えば、TwitterもFacebookも、情報が表示される画面の形式(テンプレート)が決まっているので、文章作成と写真やイラストなどの画像を挿入するだけで掲載が完了します。情報発信の作業が簡単なので、情報更新に対するハードルが低いという特徴があります。

また、さまざまな情報とともに更新内容が時系列で掲載されるので、受け手にとっては「今、現在の活動状況を受信している」という、ライブ感ある情報として届きます。そして、受け手側がその情報がすばらしいと思えば、「シェア」、「リツイート」、「いいね!」という形で他のTwitterやFacebook利用者に情報拡散をしてくれます。

実名制のソーシャルメディアの場合は、「いいね」を押してくれた個人名、プロフィール等がわかりますので、自社の情報に対して関心の高い(反応してくれる)ユーザー層を特定することにも役立ちますし、ターゲットユーザーを設定する場合の参考情報にもなります。【図3】
【図3】Facebook画面イメージ

【図3】Facebook画面イメージ

デメリット:情報が埋もれやすい

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グーテンブック編集部 グーテンブック編集部