魅力的なCSRウェブはこう作る。基本ポイント再チェック!

【連載第3回】近年、CSRの領域におけるWEB活用型コミュニケーション(デジタルコミュニケーション)の重要度が高まっています。この連載では、CSR情報のWEBサイト制作におけるポイント、ソーシャルメディアの活用方法など、具体的な事例を紹介しながら、CSR担当者が取り組むべき様々な課題について分かりやすく解説します。 連載第3回の今回は、より多くの人に適切に情報発信を行うための「4つのポイント」の中から、「②サイトの内容と見直しと充実」「③ユーザーとのコミュニケーションの強化」「④外部メディアの積極的活用」についてご説明します。

ポイント③:ユーザーとのコミュニケーションの強化

ウェブサイトの双方向性を利用する

3つ目のチェックポイントはユーザーとのコミュニケーションの強化です。アクセス解析でウェブサイトを訪れる人のことを知り、その方々に合った内容を掲載したら、次はその方々とのウェブサイトを通じてのコミュニケーションに力を入れましょう。

ウェブサイトの良い点として、一方通行の情報発信を行なうだけでなく、ユーザーとの相互的なやりとりが容易であることが挙げられます。【図2】
図2

図2

双方向機能の実装により、ユーザーからの意見を積極的に取り入れている姿勢を自然と伝える事が可能になる。
CSR報告書(冊子)ですとなかなか双方向のやりとりは難しいのですが、ウェブサイトであれば、質問をできるお問い合わせフォームを作ったり、アンケートページを作ったり、Q&Aページを作ったりすることによって、サイトに訪れた方の声を比較的簡単に集めることができます。
また、色々な声に耳を傾けているという姿勢が、訪れたユーザーにも自然と好印象として伝わります。

アンケートの活用事例

コミュニケーションの方法として代表的なものの1つがアンケートの実施です。アンケートを有効活用しようとされている企業の例を2つご紹介します。

まずは任天堂の例です。任天堂のCSR情報のウェブサイトでは、自社のCSR活動に関するQ&Aページを公開しています。具体的にはアンケートフォームなどから寄せられた質問に答える形で公開されています。
もう1つの事例として、一部上場のアパレル企業の例をご紹介します。こちらの企業は自社の10万人近いメールマガジン会員とCSR活動についてコミュニケーションを行なっています。1年に1度、メールマガジンにてアンケートへの回答を依頼しています。このアンケートを行なうことで自社が行なったCSR活動を間接的に伝えることにも役立っています。

驚くことにアンケートは、60問におよび、回答には、10〜20分程度かかると思いますが、おおよそ10万人にこのアンケートを送ると、2,000人レベルで回答が返ってきます。そこで寄せられた生の声は、今後のCSR活動をどのように進めていくかにとても役立ちます。例えば、お客様の多くが社内で想定していたCSR活動とは異なる活動に高い興味をもっているという事実を発見することもあるそうです。また、競合他社のCSR活動に対する評価を聞くこともできます。

以上のように、ウェブサイトを活用することで、ユーザーの生の声を比較的容易に集めることができます。その声は今後の自社の活動に活かされますし、声を集めようとする姿勢そのものが自社のファンを増やすことにもつながります。

ポイント④:外部メディアの積極的活用

CSR専門外部メディアの例:CSR JAPANとオルタナ

ユーザーを把握し、ユーザーに合わせたサイトの内容を構築し、ユーザーとのコミュニケーションがある程度軌道に乗ったら、次はCSR活動を紹介している外部のメディアを活用してより多くの情報を発信していきましょう。

CSR活動への関心の高まりとともに様々な外部メディアが誕生しています。そのようなサイトで紹介してもらうことで、企業のCSR活動に関心の高いユーザーにPRすることができます。ここでは2つほど紹介させていただきます。

1つはアミタが運営している「CSR JAPAN」というサイトです。こちらではCSRの報告書や活動が紹介されています。CSR担当者へのインタビューなども行っているので、コンタクトをとってみてはいかがでしょうか。
もう1つはオルタナが運営されている「オルタナ」というウェブサイトです。こちらでは色々な会社のCSR活動を特集したりニュースを出したりしています。
43 件

この記事のキーワード

この記事の書き手

グーテンブック編集部 グーテンブック編集部