会社の財務状況を「+と△」で感覚的に読む【財務はおもしろい~老舗企業の思考から学ぶ、 " 百年続く中小企業経営 " の教科書~】

【第1回】多くの企業・経営者の経営コンサルティングから生み出された「数字を使わず経営を理解するカベヤ式財務のノウハウ」。数字が苦手な人にこそ知ってもらいたい、決算書の数字が読めなくても企業の置かれた状態が簡単に理解できる考え方と老舗企業が100年続く経営の仕組み、財務の考え方から中小企業が永続的に続くための秘訣をお伝えします。

 (5445)

この表には①から⑦まで7つの会社の経営状態(決算状況)がプラス(+)とマイナス(△)で書かれています。7つの会社がそれぞれどのような状態なのかを見ていきましょう。

ここで意識してほしいのが、前述したように、必ずどんな時でも「調達」→「運用」→「利益」の順番で読む、つまりまずは「調達」からストーリーを読まなければいけないむ、ということです。ですからこの表を読む時も、「財務CF」→「投資CF」→「営業CF」の順番で見ていくことが重要です。

まず①の会社を見てください。この会社はどういう会社でしょう?
この会社はまず財務CFがプラスなので、借りたか、増資したということが分かります。その結果それをどう運用したかというと、投資CFがマイナスになっていますから、何か設備投資に回したんだな、ということが分かります。
その結果、営業CFがプラスであるということは、利益を上げた会社であり、さらに手許にお金が増えたということが分かります。

プラスとマイナスを付ければ財務状況が瞬時に分かる!

同じような感じでに②以降~⑦の会社を見ていきましょう。
②~⑦までの会社はそれぞれどんな会社でしょうか?
ストーリーは、財務、投資、営業の順番で流れていますから、必ず財務CFから見てください。

②の会社はどんな会社でしょうか? 
財務CFはマイナス、投資CFもマイナスですから、おそらく銀行に返済をしてし、同時に投資もしているということでいます。本業からは稼げており、トータルの手許のお金は減っていますが、本業の儲けで設備投資をして返済もしている会社ということは、「おっ、この会社は結構攻めているな」「これから大きくジャンプしそうだな」というイメージです。

③の会社はどうでしょうか? 
財務CFはマイナスですから、借りたお金を返済している。投資CFはプラスですから、投資を売却してお金を得た。そして営業CFはプラスですから「儲けた」。その結果、手許にお金が増えたということになります。

④~⑥の会社は、財務CFと投資CFはプラスだったりマイナスだったりしますが、いずれも営業CFがマイナス、つまり「営業でお金を失った」会社です。

最後の、⑦の会社はどうでしょう?
財務CF、投資CF、営業CF、手許のお金、全てがプラスです。ということは、お金を借りたか増資して、投資を解消して、営業でお金を儲けて、手許のお金も増えた会社だということです。

このように各項目にプラスとマイナスを付けてみれ付けるとば、その会社のが今どんな財務状況なのかが簡単に見えてきます。このプラスとマイナスで会社の財務状況が読めれば、イコール財務諸表を瞬時に読めるということなのです。財務諸表に書いてあるの数字は、このプラスとマイナスが細かい数字として書かれているだけなのです。
(次回へ続く)
21 件

この記事のキーワード

この記事の書き手

グーテンブック編集部 グーテンブック編集部