【大前研一「2018年の世界」】「人材格差」が「経済格差」に。モバイル決済1,000兆円の中国と日本を分けたものは何か?

【連載第4回】2017年は日本が没落の一途をたどるばかりであることが明らかになった年でした。国際社会における日本のプレゼンスはこの30年で低下する一方であったのに対し、中国の成長は目覚ましく、世界経済は米・欧・中の三極体制に移行しつつあります。完全なる敗北と緩やかな衰退の中で日本が今やるべきことは、将来を全く視野に入れていない「人づくり革命」でも「生産性革命」でもありません。2017~2018年の世界・日本の動きを俯瞰し、2018年のビジネスに役立つ、大前研一氏による国と企業の問題・トレンド解説をお届けします。

教育ではトライリンガルで世界のどこでも勝負できる人材を育成します。日本が20万円の月給に甘んじてしまう理由は語学ができないからです。インド人は語学ができるから年収10万ドルまでいくのです。そして、これからは英語だけでは駄目です。
トライリンガルというのは、日本語、英語、プログラミングの3言語です。
また高校まで義務教育として無償化し、大学には生涯2~3回入り直して職能教育を受けます。こういうことをやらなければいけません。

国防は専守防衛をやめて、国益を脅かす勢力に対抗するのに十分な攻撃力を維持します。
財政に関しては、現役世代で借金を返済し、景気刺激よりも健全化に軸足を置きます。財務省も本当はこれをやりたいと思っています。福祉ではバラマキを廃止、自助努力奨励、母子・父子家庭などの全面支援でメリハリを付けるべきです。
(本連載は今回で終了となります。)

大前研一 2018年の世界~2時間でつかむ経済・政治・ビジネス、今年の論点~(大前研一ビジネスジャーナル特別号)

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2017~2018年の世界・日本の動きを俯瞰し、国と企業の問題・トレンドを大前研一が解説。
トランプ政権はどうなった? BREXITの行く末は? 中国の存在感はこれからどうなる?
これらの世界の動きに対して日本はどうするべきなのか。
2時間の講義で、2018年のビジネスのためのしっかりした知識を身につけることができます。
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グーテンブック編集部 グーテンブック編集部