自分でできることはどれ?書籍制作の流れを知ろう【出版社をやってみて分かった「本と企画のつくり方」】

【第4回】この連載では、本Webサイト「biblion」も運営している出版社(株式会社masterpeaceと申します)でこれまで100冊ほどの書籍企画・編集・発行をお手伝いさせていただいた筆者(代表兼編集者をやっております)が、自社でお手伝いさせていただいた企画やプロジェクトの経験からお伝えできる範囲で「シンプルな本づくりのポイント」をお話させていただきます。

本を読者の手元に届けます。出版社は書籍を完成し、責任をもって「発行」します。直接書店さんや読者に販売する方法もありますが、より多くの販売店に広げるために「取次店」という書籍を広げるお手伝いをしてくれる会社さんに協力を依頼することもあります。

⑦Webストアさん・書店さん

本を販売します。

制作の大まかな流れ

いろいろな役割の人が登場するということは、その分の工程があるということです。
本づくりをするにあたって、最初に、自分でやること(できること)と、誰かに依頼してやってもらうことを整理する必要があります。

①企画づくり

テーマが決まった後、本に盛り込みたい要素を洗い出し、章立てや目次を決めていきます。目次を決めると、ボリュームも想定しやすくなります。

②作り方を決める

本づくりは、自費出版を扱っているところであればどの出版社さんでもできますが、費用や販売方法は出版社さんによってかなり異なります。もちろん、全ての工程を著者さん自身でできる場合は出版社さんを利用せずに作ることもできます。
印税率や部数の考え方も、出版社さんあるいは個々の契約によって異なってきますので、予算に見合った出版社さんを選ぶことが大切になってきます。
そして、著者さんがやること(できること)を出版社さんと調整し、費用を見積もります。
本づくりにおいて、本の作り方を決める工程は1つ目の山になります。これらの調整ができてくると、完成までの道筋が見えてきます。

③原稿執筆

作り方が決まった後は、原稿を書いていきます。ただし、書くことに慣れていない著者さんが急に原稿を書こうとすると、なかなか書き進められないこともあります。
せっかく本づくりを企画して作り方を決めたにも関わらず、ここで挫折してしまうと非常に残念ですね。企画と同時に、原稿を書くことへの「覚悟」が求められます。
原稿が書けたら2つ目の山をクリアしたことになります。完成まではもう一歩です。

④必要に応じて挿入図版・表を用意する

著者さんが用意するか、出版社さんが用意するかは②の工程で調整します。

⑤編集

③④を終えた段階で、原稿を確認します。読み直すことで、最初は気づかなかった読みにくさや構成の悪さが気になることがあるので、書き直しに時間がかかることも多いです。
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グーテンブック編集部 グーテンブック編集部