【ファイナンス】財務ノマドによる「経営に必要な会計講座」:第3回 会社の数字を見る2つの視点

大手監査法人からベンチャーCFOを経て財務アドバイザーとして独立されている江黒氏による「経営に必要な会計講座」連載です。第3回目は、会社の数字をみる2つの視点についてご解説いただきました。

本記事は新しい働き方ぜんぶがわかるメディア「ビジネスノマドジャーナル」さんの提供で配信しています。

決算書をみる際はまず時系列で

Q:決算書をどうみたらわからないのですが、何かみる時の視点やポイントはありますか?

A:まずは時系列に見ることを意識しましょう。その会社が伸びているのか否か、一目瞭然です。また同業者と比較することで自社の状況がよりわかります。

会社の数字はそのまま見ても何も物語りません。まずは時系列に見ることを意識しましょう。

例えば、同じ事業で売上100万円のA社とB社があったとします。それだけではどちらが良い会社なのか、伸びている会社なのかわかりませんよね。

でも時系列に比べれば、どちらが伸びているか一目瞭然です。
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「垂直視点」と「水平視点」

このように時系列で並べることで、自社の決算の状況がわかりますし他社との比較が容易になります。これまで自社がどのように経営していたのか、過去からしっかりと学びこれからの経営に活かしていきましょう。このように時系列で会社をみる視点を垂直視点、他社と比較する視点を水平視点と呼びます。
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ぜひこの2つの視点を意識して決算書をみていきましょう!

Q:水平視点ではどういったことがわかるのでしょうか

A:垂直視点を用いることで、時系列に損益を確認できます。その結果、上記のA社、B社のように、伸びている会社と苦戦している会社が一目瞭然となります。

また水平視点として自社を同業他社と比較してみると自社のビジネスや他社のビジネスの戦略が見えてきます。

例えば同じアパレル事業をしているA社とB社の売上を比較してみます。
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売上が同額でも、店舗数はA社が1店舗、B社が4店舗であればA社の方が効率的で優れた経営をしていることがわかります。
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